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サイトにUPした小説の後書きとか、拍手返信、時折すごく短い小説とかを書いたりします。 あとは没になったネタとかも書いてみたり。
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ブエノスアイレス午前零時っていう小説を読みました。
素晴らしかったです。
何が素晴らしい、って、作者さん、やはり芥川賞受賞作というだけあって、文章がとてつもなく読みやすい。流れるような文章とはきっとこのことを言うんだろうな、と思いました。登場キャラクターについても、とても親しみやすかったです。どこかに居そう、という思いを抱きました。
ストーリーはゆるやかに、けれどしっかりと進行していき、ぐいぐいと文章の中に引っ張られていくようです。
とても面白かったです。この作者さんの他の作品を読んでみたい。

あと、ゲルマニウムの夜っていう小説も読みました。
緻密な心情描写と背景描写に驚きます。夜霧についてあそこまで綺麗にかけるなんてすごい。
本当に描写がとても緻密でした。繊細というか、イメージとしては水、みたいな。透明感のある文体でした。
ちなみに2ページくらい読んで度肝抜かれました。ストーリーがなんかすごいです。すごいとしか言いようがない。
これ、最初の一文にひかれて読んだのですが、読んで良かったな、と思いました。

小説を買ったり読んだりするさい、私はいつも冒頭の一文を見て決めます。やっぱり書き始めの文章に興味を持てないと、全部読めない気がするので…。
作家さんの方々も、やはり冒頭に力を込めている人は多いらしいですね。冒頭読んであわなかったらさよならです。

それにしても、中学生のころ、国語の先生に本棚に居るときに何かの気配を感じたことはない、って言われたことがありました。
無いと答えました。そうしたら、先生は続けて、「気配を感じたら、気配がしたほうへ振りむけば良い。その先に本があるなら、その本はあなたに読まれたがっている」と言いました。
本が読まれたがっているって、何言っているんだろう、と思いましたが、なかなか素敵な言葉ですよね。
私の書く小説とかも、誰かに読まれたがっているのかなあ、なんて考えたらしみじみとしました。

とりあえず文章上手に書きたい。レンきゅんを死ぬほど描写したい。もう良いよ!もうレンきゅんの可愛さやかっこよさにマセてるイケてるヘタれてるツンデレってるヤンデレってるのにショタショタしてるのはわかったから!と誰かに思われるくらいに書きたいです。レンきゅん、可愛いよね!
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